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成功事例 株式会社リフカム ~スタートアップ企業の移転の大変さとスピード感~

カテゴリオフィスバンクの移転成約事例 業種人材採用・コンサルティング 50~100坪 2019/03/13

恵比寿駅からほど近く、エントランスからグレードの高さを感じさせる好感度の高いビル。階を上がって中までお邪魔すると、オレンジ色の明るいエントランス、自由な雰囲気の執務スペースは、仕事の効率もアップしそうです。

今回ご紹介するのは、2018年12月に移転された株式会社リフカムさんへのインタビューです。

リファラル採用の活性化とエンゲージメントの向上を提供する株式会社リフカム。自社の事業である「リファラル採用」を体現するためにも、社員が自分の友人を連れて来たくなるようなオフィスを目指されたそうです。しかし、物件探しには様々な苦労があったとか…。
社員ファーストで選び抜いた、こだわりのあるオフィスとはどういったものだったのでしょうか。

恵比寿の新オフィスで清水代表と経営企画室小林室長(以下敬称略)にお話を伺ってきました。

 

  1. 居抜きや紹介では移転できなかった”タイミング”という課題
  2. 社員が自分の友達を呼びたくなる雰囲気のオフィスづくり
  3. 物件が決まらない、申し込んでもうまくいかないもどかしさ
  4. 点数化し絶対評価を取り入れた効率的な物件探し
  5. 理解してくれるマッチした仲介会社選び
  6. インタビューを終えて

 

居抜きや紹介では移転できなかった”タイミング”という課題


リフカム 清水代表。

――最初にオフィスバンクを知っていただいた出会いからお聞かせくださいますか?

清水:最初は私の携帯電話にコンタクトをいただいたんですよね。もともとオフィスを移転したいという思いはあって、移転するのであれば大体半年ぐらい前から動き始めていた方が良いと知ったので「良い物件がないか、ちょっと探しておこうかな」という感じでした。

1月にオフィスバンクさんからお電話をいただいてから3月ぐらいまでいろいろ探してみたんですけど、「年末ぐらいになっても良いかな」という雰囲気になって、3~6月ぐらいまでいったん移転業務はストップしていました。

 

――具体的に移転先探しに動かれたのは、6月以降からということですか?

小林:そうですね、7月にとあるスタートアップ企業さんが、代々木で90坪ぐらいのオフィスに入居されていて、そこから移転されるという情報を知りました。いわゆる居抜き物件情報ですね。

広さも十分にあって、代々木駅から9分の立地で居抜きというのは魅力的だったんです。価格帯も広さの割に、坪単価で2万円を切る感じでした。
駅から若干の距離はありますが、代々木にはランチのお店もたくさんありますし、現オフィスのある渋谷から2駅と、良いんじゃないかという話になったんですが、定期借家で4年という縛りの条件があって、そこがスタートアップとしては飲めませんでした。
4年後まで必ずそこに居るかと聞かれると、今後の会社の成長計画からすると難しいなと思ったので泣く泣くあきらめました。

その話がきっかけになって、具体的に物件探しを進めようとなり、Facebookに「清水がこういう条件の物件を探しています」と投稿しました。

それを見た、別のスタートアップ企業さんから代々木で70坪ぐらいの物件を「もうすぐ出る予定ですから」と教えていただいて見に行ったこともありました。

ただ、次の物件が決まっておらず、出られる予定が来年になりそうという話でして・・・、来年だと、もう今のオフィスではパンクしそうだからと見送ることになりました。
そういういろいろな情報をもらいながら7~8月は動いていましたね。

 

――当初は、どのくらいの広さで、何名ぐらいいらっしゃったのでしょう?

小林:実は25坪で常時20人はいたので、酸欠状態でした。二酸化炭素を計測する機器を買って測ったのですが、「これはやばい」という数値が出てましたね。

最後の方は、ビルの2階にあるカフェで飲み物の飲み放題の契約にして、そこでも作業できるようにしたり、リモートワークOKにして自宅で開発業務をしてもらったり…。

もう、あの手この手で移転を先延ばしにしていましたね。苦肉の策の積み上げでしたけど、それでもどんどんスペースがなくなってしまい、採用を停止していました。

 

 

社員が自分の友達を呼びたくなる雰囲気のオフィスづくり


リフカム 小林室長

 

――どんどん事業も拡大し、人員も増えていく成長タイミングでのご移転だったかと思います。どんなコンセプトで、移転先やオフィスの在り方を決められたのでしょう?

清水:事業計画的な観点でいくと、あと1年で多くて40人、2年で80人まで増員したいという計画がありました。

なので、1年~1年半ぐらいは持つ規模感のスペースを確保して移転したいというのが定量的な観点でしたね。定性的な観点では、我々のメンバーでは既婚者が多く平均年齢が32歳ほどなので、嫁ブロックにかからないようなちゃんとした会社だという雰囲気を作ることも大事だなと思います。

お客様がお越しになることもあるので、印象の悪いビルだと困りますよね。なのでグレードを上げたいというのはあったかもしれません。
もう一つあるとすれば、弊社はリファラル採用の会社なので、社員が自分の友達を呼んで来たくなる雰囲気があると、我々自身がリファラルを体現できると思いました。

 

――社員が紹介したくなるようなオフィスというイメージは、リフカムさんの企業イメージにぴったり合いますね。

清水:コンセプトは一番それが近いかもしれないですね。

 

――「紹介したくなる会社」で、具体的にこういうものが欲しいという、こだわりがありましたら教えていただけますか?

清水:いくつかあると思います。一つには、「リフカムに来た」という感じを出したいので、エントランスにはこだわっているかなと思います。他のオフィスと全然変わらないような、インスタ映えしない感じだと面白くないですよね。

もう一つは、ミーティングルームの中にフリースペースみたいなものを作っていて、会社の雰囲気を知ってもらいながらミーティングできるのは大事だと思っています。そういうスペースがあるというのも一つの特徴というか、意識した場所ですかね。

小林:最近だと好きなスタイルで働けるWeWorkのような場所もありますよね。例えばデスクも普通に一人一席の机を並べるのが一番安上がりかもしれませんが、弊社では今、フリーアドレスっぽくなっていて。3人でも4人でも座れるし、移動もしやすいようにしています。

自分の生産性が上がる働き方であれば、オフィスのどの場所でも、外や自宅で仕事しても良いことにしています。必ずこの時間はオフィスのここに座って、電話は机に一人一台あってという、いかにも昭和っぽいスタイルである必要はないと思います。
 

――採用やエリアに関しては意識されたことがあれば教えてください。

清水:採用という観点で言うと、前のオフィスはミーティングルームがなかったことと、雰囲気は良いんですけど面談に来てもらったら完全に音が聞こえてしまうことがネックでした。

小林:オフィスの前の道路が道玄坂だったので、宣伝のトラックがずっと走っていたりと、音の問題はありましたね。そこは劇的に改善したと思います。

あとはエリアを大幅に変更すると、社員みんなの通勤経路が変わってしまう。私もそうですが、弊社は田園都市線で通勤している人が多くおります。そうなると大きく渋谷からは離れづらい。

若い社員ばかりであれば思い切ってオフィスの近くに引っ越すこともできますが、家族のいる社員が結構いますから。私も持ち家で、引っ越しは難しい。ですから例えば上野に移転となったりすると、通勤が大変になってしまう問題もありますよね。

 

物件が決まらない、申し込んでもうまくいかないもどかしさ

――働きやすさと明るさ、社員の方が人を招待したい雰囲気というところですね。ありがとうございます。今回、移転のスケジュールなどで大変だったことや、乗り越えるのが辛かったということがありましたら、お聞かせいただけますか?

小林:あまり現場の業務の時間を使いたくなかったので、今回の移転はできるだけ二人で動きました。日々職場が大変な状況だったので、年末までに絶対引っ越そうとなった時に、どんどんスケジュールが差し迫ってくる感覚がありました。

残り時間が限られている中で、中々物件が決まらないところが一番大変でしたね。


内装工事をしていると間に合わないよね、じゃあ絶対居抜きで探さなきゃと。居抜きだと今そこにいる会社が出られるのが来年というとダメだし…という、にっちもさっちもいかない感じで。
原状回復済みで他の条件は妥協しているけれど、これにしようかどうしようか、みたいな段階が辛かったですね。

確か、7月末ぐらいですかね、なかなか決まらなくて。本当にたまたまキャンセルが出た今のオフィスを紹介いただいたんです。他の仲介業者さんも「そこ出てたんですね!」みたいな感じでした。
なので、清水から「ここが良いからここにしよう、すぐ申し込もう!」という話になりました。

清水:僕は内覧のための時間が取れなくて、後半の方は完全に分担していました。

小林:最後の方は、清水が行ける日まで待っていると、他社が入ってしまうかもしれない。それから、こういう物件だと、弊社より設立年数が長い他社が申込するとスタートアップは負けてしまうんじゃないかとか…様々な不安もありました。でもここはリスクを取ってでも、まずは申し込みに行こうという感じでしたね。提案があって内覧して仮申し込みして、という一連のスピードは速かったんじゃないかなと思います。

またオフィスバンクさんから「今申し込めば1番手ですよ」という情報を教えていただいたのは大きかったですよね。今申し込むと3番手ですよ、とか他の物件でも教えていただきました。
他の物件もたくさん申し込んだのですが、3番手ぐらいだと「オーナーが別の知り合いから申し込みされちゃってごめんなさい」と逃してしまった経験もあったんです。
そういうことがオーナー物件だとあるというのも、知らなかったです。

 

―― いろいろな経験をされたんですね。

小林:そこは目黒徒歩1分で、賃料が激安だったんですよ。オーナー物件だったのですけど、仮申し込みまで行って、面談もしたんです。でも結局、お断りの連絡が来て。そういう挫折が何回もありつつ、先ほどの居抜きや、定借4年という条件で諦めたり。

できれば渋谷エリアが良くて、かなりの数の物件を見たのですが、やはり駅から遠いところが多かったですね。今までがかなり渋谷駅から近かった分、そこと比較してしまうこともありました。

他の仲介業者さんの紹介も含めると、30件は見たんじゃないですかね。オフィスバンクさんだけでも、10件以上は見てまわりました。清水も同行した1月当初の内覧も入れると、もっといってるかもしれないです。

 

――そうしますと、最後の方はかなりスピード勝負で「年内に必ず引っ越そう」と?

清水:そうですね、小林にどんどん見に回ってもらうようにして。内覧の360度動画みたいなものを撮ってもらって、それを見て良かったら「いっちゃっていっちゃって」という感じでした。申し込みをしてからどうなるか考えよう、という形でやっていましたよね。最後には「ゆっくり考えて」というやり方は捨てました。

小林:一緒に見たのはだいたい2~3件しかないですね。ただここは良いとか悪いとかの物件の判断基準をしっかり共有して、大きく外さないようにしていました。

 

点数化し絶対評価を取り入れた効率的な物件探し

―― そのスピード感の中で、今回のご移転で面白い基準があるような話を伺ったのですが、選定基準はどのように決められたのですか?

清水:最初に社員からアンケートを取って、どこが良いかを採点しました。そうすると例えば半蔵門とかはないなと分かってきて、「じゃあ上位3つのエリアから選ぼう」とまず決めました。そのエリア内でご紹介いただいた物件の中で、駅から何分のところは何点という感じに採点項目を作っていきました。トイレがきれいとか、採光性が良いとか、点数を付けて数値化しました。

小林:渋谷駅だと二重丸、一駅離れると丸とか。20点、10点、5点みたいな感じにしたり。あとは築年数やビルのグレード、賃料、坪単価、居抜きかどうか、広さ。

でも、全部条件が揃ったとしても110坪で300万円以上の賃料になってしまって見送ったり。
今のオフィスは72坪なんですけど、これでもみんなは広いって言ったので、そこにしてたらどうなってたやら(笑)。複数条件があると迷ってしまうので、絶対評価にして点数を付けて。それから、入居できるタイミングですね、即入居可と半年後とか。「物件としては良くても、入居が半年後か」とマイナスになる。

あとは、居抜きなんだけどレイアウトが使いにくそうだったりとか…いろいろありますよね。それはサブの要素として優先度としては低くしたのですが。

 

―― そうすると、絶対評価で点数化できるところを絞って、その点数を付けるのはお二人がされた?

小林:私が基準を作って見せて、ここはどうとか、ここはないよねとか、そういう感じで絞っていったんですよね。

 

―― すごいですね!その点数基準。小林さんは、これまでご移転は何度も経験されてきたのですか?

小林:ここまで完全に、すべてやったのは初めてです。ずっと管理だけではなく、現場の仕事もやっていたので、「もし自分が社員だったら、せっかく移転するのにビルのグレードが下がり過ぎたらテンション下がるよな」と社員の気持ちに立ちましたね。
他のエリアの物件も見たんですけど、広くて賃料も安いんだけど、渋谷から遠くなって、社員としてテンションが上がらない…と思うような物件は、ちょっと見送りました。グレードの高さはマストというわけではなかったのですけど。

 

理解してくれるマッチした仲介会社選び


作り始めたフリースペースには、なんとドラがありました。成約時に鳴らすそうです。楽しそう!

 

―― 実際に、仲介業者を使うメリットにはどういうことがありましたか?

小林:最初は知り合いの紹介で決まると良いなと思っていたのですけれども、タイミングがなかなか合わなくて難しかったので、やはりプロにお願いしないと見つからないなと思いました。

また居抜きだと、居抜きで残った什器や資産を処分するのに何百万かかるとか、後からそれは知りませんでしたということがあると怖いので、契約も重要だなと感じていました。
私も物件の契約に関してそこまで詳しくありませんから、そこは手数料をお支払いしてもお願いした方が良いと思いました。

仲介会社さんとは10社ほどやり取りさせていただきましたが、その中でもスタートアップの事情を理解している会社さんと、そうではない会社があるとしたら、我々のような会社はオフィスバンクさんのように理解してくれる会社を選んだ方がマッチすると思いましたね。

今回は内装工事業者さんもご紹介いただきました。弊社では人手がほぼ私しかいませんから、窓口が増えてしまうと大変だったと思います。それを「金子さんに聞いてください」というのが可能だったので、助かりました。内装業者や什器の業者の選択にも時間をかけずに済んだから、短期間での移転が実現できたのかなと。

 

―― 弊社の金子ですが、担当させていただいてどういった印象でしたか?

清水:金子さんと初めてお会いしたのは、テレアポいただいた後ですね。一度お会いしてから、内見して、その時に安定感のある方だなと思いましたね。答えが早くて丁寧ですし、安心感があるというのは大きいと思っています。
他の仲介業者さんですと、忙しいので雑になってしまったり、わりとレスが遅い印象があるんですけど、金子さんはすごく寄り添ってサポートしてくださる印象があったので、助かるなという気持ちですね。

小林:ずっと夜でも土日でも、何かあったらメッセンジャーでやり取りしてもらっていました。こちらはウェルカムなんですけれど、そうではない会社もあります。

メールでやり取りとか、反応が1日後とかでは私達のスピード感では遅くて。良いものであれば早く教えて欲しいですから、そこは良かったなと思います。実は10社中、オフィスバンクさんと他2社の対応が早くて、希望の物件を挙げてきてもらえたので、結構競っていたんですよ。タイミング次第では他になっていた可能性もありました。
ただ、それ以外の業者さんは要望とズレていることもあったので、だんだん疎遠になりましたね。

清水:私が業者さんとやり取りしていて多かったパターンで、こちらの要望を伝えているのに違う物件も わーっと送られてきて、こちらで選定しなくてはいけなかった事もありました。
金子さんは「こういう物件ですね」とヒアリングで出してくださって、フィットした物件を紹介してくれた。紹介の質が高かったというのが一つありました。

もう一つが、仲介業者さんはやはり契約のためにクロージングしたくてゴリ押ししてくる人も多いと思うんですけど。金子さんはそうではなく、こちらに寄り添ってくれるので、付けた点数もお見せできました。
オフィスにこだわりたい経営者にとっては、非常に良いんじゃないかと思っています。

いろんなオフィスを見られてきていると思うので、どういう風なオフィスにしたいかイメージが分からなくても、似たようなフェーズの会社の移転の例を挙げてくれたり、会社に合った雰囲気のオフィスを案内してコンサルティングまで入ってくださったりすると、差別化できそうな気がしますね。
実際、そういった観点でのアドバイスは多かったと思っていてすごく信頼できました。

―― お客様のこだわりを把握するというのは仲介業者として大事な点であり、それを今回、実績としてリフカムさんにご提供できたことは良かったと思っております。ありがとうございます。

 

インタビューを終えて

今まさに成長期企業で波に乗っているリフカムさんは、移転オフィス探しの方法にもスピードがあり、社員アンケートや物件をポイント評価するなど、斬新で公平感がありました。今後企業規模拡大の構想に基づいて、また新たなターニングポイントを迎えられる際にはぜひオフィス探しのお手伝いをさせていただきたいと思います。

 

株式会社リフカム

  • 業種:リファラル採用を活性化するサービス「Refcome」の開発・運営等
  • 移転先:三富ビル新館4階 
  • 移転後坪数:72.16坪
  • 企業URL:https://jp.refcome.com/

 

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